先日、家族4人で2泊3日のシンガポール旅行に行ってきました。
実はわが家にとって、シンガポールはただの旅行先ではありません。私は7年前まで、この街に住んでいました。
主人の駐在に、当時赤ちゃんだった息子を連れてついて行ったのです。
久しぶりに歩く街並みは、記憶のままの場所もあれば、すっかり変わってしまった場所もありました。そして何より驚いたのが、何もかもが高くなっていたことです。
今回は、旅行の楽しかった話というより、7年ぶりに現地に立って感じたことと、それを受けて「子どもの英語教育について改めて考えたこと」を書き残しておきたいと思います。
7年ぶりのシンガポール。「同じもの」の値段が変わっていた

住んでいた頃、私はこの街の物価を体で覚えていました。ホーカー(屋台街)で食べるならいくら、タクシーで移動するならいくら、という感覚です。
その感覚のまま今回訪れて、正直、面食らいました。
スタバのフラペチーノトールサイズが8.5ドル(約1,063円)、ベーグルのサンドイッチが18ドル(約2,250円)、かなり高くなっていました。
ベーグルサンドは好きでよく買っていたのですが、当時は1,000円くらいでした。それでも結構高いなと思っていたのに・・・。
現地の物価が上がっていたことに加えて、円が弱くなっていることも大きいのだと思います。
7年前は1シンガポールドルは80円、2026年現在は125円です。
同じ1シンガポールドルを手に入れるために、7年前よりずっと多くの円を払わなければいけない。 だから、現地の値上がり以上に「高い」と感じる。
観光客として数日過ごすだけなら、「今回はちょっと贅沢したな」で終わる話です。
でも、かつてここで生活していた身としては、もう少し違う感覚がありました。私が持っている「円」の重みが、あの頃とは変わってしまった、という感覚です。
子どもに、英語でラーメンを注文させてみた

そんな旅の途中、息子に英語で注文をさせてみました。ホーカーでのことです。
わが家の子どもたちの英語レベルは、こんな感じです。
- 小1の娘:英語はほぼ初めて。おうちで英語アプリを始めたばかり
- 小4の息子:小2からオンライン英会話(フォニックス)、小4から英語スクールに通学中
事前になんて言えばいいかを確認。
Can I have No.2? だよ。dryかsoupか聞かれるから、汁ありが良いならsoupね。
Can I have No2…soup…ブツブツ
息子は事前に練習した通り、Can I have No.2?(2番をください)と注文できました。
親としては、上手に話せたかどうかより、「自分の言葉が通じた」という体験そのものに意味があったと思っています。
教室やアプリの中の英語が、初めて「自分の外の世界」とつながった瞬間でした。
この先、子どもたちが働く世界を考えたとき

物価の話と、子どもの英語の話。一見バラバラですが、私の中ではつながっていました。
日本はこの数十年、物価も賃金もほとんど上がってきませんでした。その間に、世界の物価は上がり続けています。今回のシンガポールで、その差を数字ではなく体感として突きつけられた気がしました。
この先の日本がどうなるのかは、正直、私にはわかりません。
悲観するつもりもありません。
ただ、ひとつ思ったのは——もし「日本語しか話せず、日本国内でしか働けない」状態だと、この先、選べる道が狭くなってしまうかもしれない、ということです。
逆に言えば、外貨を稼ぐ手段を持っている人は、日本の状況がどう動いても、その影響を受けにくくなります。
海外の企業でリモートで働く、海外の顧客を相手にする、海外に出て働く。どれを選ぶにしても、その土台になるのが英語だと思うのです。
もちろん、子どもたちが将来どこで働くかは、子どもたち自身が決めることです。日本で暮らして日本で働く、それも素敵な選択です。
私が用意してあげたいのは、「行き先」ではなく「選択肢」です。
英語ができないから日本しか選べない、ではなく、英語ができるから世界のどこでも選べる。その状態にしてあげたい。今回の旅で、その気持ちがはっきりしました。
だから、わが家はこうしています
とはいえ、特別なことをしているわけではありません。わが家がやっているのは、地道な2つだけです。
ひとつは、毎日の英語に触れる習慣。
小1の娘も小4の息子も、ゲーム感覚で続けられるトド英語(アプリ)で、聞く・読む・単語のインプットを積んでいます。
「勉強」にしてしまうと続かないので、遊びの延長でできるものを選びました。
もうひとつは、実際に「話す」機会をつくること。
アプリや教材だけでは、どうしても声に出す量が足りません。
息子を英語スクールに通わせていたり、夏休みには息子と娘をキッズデュオのサマースクールに通わせているのは「会話をする経験」のためです。
今回シンガポールで注文ができたのも、日頃から人に向かって英語を言う経験があったからだと思っています。
インプットとアウトプット、両方をコツコツ。特別な才能がなくても、これを続けていれば、10年後には確実に「選べる」土台になっているはずです。
わが家が使っている教材や、実際に続けてみた感想は、こちらの記事に詳しく書いています。
まとめ
7年ぶりのシンガポールは、楽しい旅であると同時に、少しだけ考えさせられる旅になりました。
日本の先行きを心配しても仕方がありません。私にできるのは、子どもたちが大人になったとき、「英語ができないからその道は選べない」と諦めなくていいように、今から土台を作っておくこと。それだけです。
同じように感じている方の参考になればうれしいです。
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